Ubuntu 26.04 LTSの導入(その9) 固定IPアドレスの設定
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固定IPアドレス化の必要性 Ubuntu 26.04 LTSの導入(その8) SSHサーバーの導入と設定でSSHサーバーを導入しましたが、DHCPのままではIPアドレスが変わってしまい、毎回接続先を確認し直す必要があります。自宅サーバーとして安定運用するため、標準のネットワーク管理ツールであるNetplanを使用してIPv4の固定IPアドレスを設定します。
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現在のネットワーク情報の確認 固定IPアドレスを割り当てる前に、現在割り当てられているインターフェース名・デフォルトゲートウェイ・DNSサーバーの情報を確認します。
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インターフェース名とIPアドレスの確認:
ip -br addr出力例:
lo UNKNOWN 127.0.0.1/8 ::1/128 ens18 UP 192.168.11.38/24 ...この場合、設定対象のインターフェース名は
ens18になります(環境によってens160やenp0s3のように異なります)。 -
デフォルトゲートウェイの確認:
ip route出力例:
default via 192.168.11.1 dev ens18 proto dhcp src 192.168.11.38 metric 100 ...この例では、デフォルトゲートウェイは
192.168.11.1です。 -
DNSサーバーの確認:
resolvectl status出力結果の
Current DNS Server:の項目に表示されているDNSサーバーのIPアドレス(例:192.168.11.1)を確認します。
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設定ファイルのバックアップ Netplanの設定ファイルは
/etc/netplan/ディレクトリにあります。まずファイル名を確認し、編集前のバックアップをコピーします。ls -l /etc/netplan/※環境により
00-installer-config.yamlや50-cloud-init.yamlなどファイル名が異なります。ここでは00-installer-config.yamlを例とします。sudo cp /etc/netplan/00-installer-config.yaml /etc/netplan/00-installer-config.yaml.bak設定を間違えるとリモートから接続できなくなる可能性があるため、バックアップは必ず取得しておきます。
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Netplan設定ファイルの編集 設定ファイルをテキストエディタで開き、固定IPアドレスの定義を書き込みます。
sudo vi /etc/netplan/00-installer-config.yaml既存のDHCP設定(
dhcp4: true)を無効化し、以下のように必要な情報を記述します。network: version: 2 renderer: networkd ethernets: ens18: dhcp4: false addresses: - 192.168.11.38/24 routes: - to: default via: 192.168.11.1 nameservers: addresses: - 192.168.11.1-
主な設定項目の意味
- dhcp4
falseに指定し、IPv4の自動取得を無効化します。 - addresses
固定するIPアドレスとサブネットマスク(
/24など)を指定します。 - routes(
to: default via: ...) Ubuntu 26.04では古い形式のgateway4ではなく、ルーティングテーブル形式でデフォルトゲートウェイを指定するのが推奨されます。 - nameservers(
addresses) 参照するDNSサーバーをリスト形式で記述します。
- dhcp4
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権限の修正と設定の反映 YAMLファイルはアクセス権限が緩いと警告が出るため、権限を絞った上でテスト・適用を行います。
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パーミッションの変更:
sudo chmod 600 /etc/netplan/00-installer-config.yaml -
構文チェックとテスト適用:
SSHが切断されて戻れなくなるリスクがあるため、まず
netplan generateとnetplan tryを使用します。# 構文チェック sudo netplan generate # 一時適用(設定ミスで接続が切れた場合、自動でロールバックされます) sudo netplan trynetplan tryを実行し、問題がなければそのままEnterを押して確定させます。 -
設定の正式反映(任意):
sudo netplan applynetplan tryの確認プロンプトでEnterキーを押して確定した場合、設定はその時点で既に恒久化されています。上記のnetplan applyは、netplan tryを使わずに直接反映したい場合のみ実行してください。
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設定後の動作確認 設定が正しく反映されたか、以下のコマンドで確認します。
# IPアドレスの確認 ip -br addr show ens18 # ゲートウェイの確認 ip route # DNSの確認 resolvectl status最後に外部ネットワークへの疎通と、名前解決ができるかを確認します。
# IPアドレスへの疎通確認 ping -c 4 8.8.8.8 # ドメイン(名前解決)の疎通確認 ping -c 4 google.comどちらも正常に応答があれば、固定IPアドレス化の作業は完了です。
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注意点
- YAMLのインデントエラー
Netplanの設定はYAML形式です。タブ文字は使わず、半角スペースのインデントを正確に揃えてください。ズレていると
netplan generateでエラーになります。 - インターフェース名の間違い
ネット上の古い記事にある
eth0をそのままコピーせず、必ず手順1で調べた自身の環境のインターフェース名(ens18など)に書き換えてください。
ネットワークアドレスを固定することで、その8で導入したSSHサーバーへも常に同じアドレスで接続できるようになます。
- YAMLのインデントエラー
Netplanの設定はYAML形式です。タブ文字は使わず、半角スペースのインデントを正確に揃えてください。ズレていると