Ubuntu 26.04 LTSの導入(その10) リモートデスクトップ共有の有効化
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Ubuntu側でのリモートデスクトップ共有の有効化 RDP接続の設定を進める前に、Ubuntu側でリモートデスクトップ共有が有効になっているか、ファイアウォールでポートが許可されているかを確認する。
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Remote Desktopを有効にする: 「設定 › システム › リモートデスクトップ」を開き、Remote Desktopをオンにする。この画面に表示される専用のユーザー名・パスワード(通常のログイン認証情報とは別物)を控えておく。
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ファイアウォールでポートを許可する: その8でSSH用にUFWを設定したが、RDP用のポート(デフォルト
3389)は別途許可する必要がある。sudo ufw allow 3389/tcp⚠️ 「設定 › システム › リモートデスクトップ」にはRemote LoginとDesktop Sharingという2つの項目がある。デフォルトではどちらもポート3389を使用するが、両方を同時に有効にするとDesktop Sharing側は自動的にポート3390へ切り替わる。接続時に使うポート番号が変わるため注意する。
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発生した問題
macOS上のWindows App(旧Microsoft Remote Desktop)からRDP接続を試みたところ、以下のエラーが発生しました。Your session was disconnected We couldn’t connect to the remote PC. This might be due to an expired password. If this keeps happening, contact your network administrator for assistance. Error code: 0x207
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エラー0x207の根本原因 macOSのWindows AppはデフォルトでNLA(ネットワークレベル認証)を使用します。NLA認証のハンドシェイク時に、クライアントは接続先ホスト名を使った再認証(リダイレクト)を試みます。
gnome-remote-desktopとNLAの組み合わせにおいて、このリダイレクト処理が正しく行われないと、パスワードが正しいにもかかわらず認証失敗(0x207)が発生します。
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対処方法 Windows AppのPC設定画面(Configure PC)を確認したところ、General・Display・Devices & Audio・Foldersのタブが存在しますが、「リダイレクト サーバー名を使用する」に相当する設定項目はGUIには存在しません。そのため、
.rdpファイルを直接編集して対応します。-
既存の接続設定をエクスポートする:
- Windows Appのメイン画面で、接続済みのPCを右クリック
- **「Export」**を選択
- 任意の場所に
.rdpファイルを保存(例:ubuntu.rdp)
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.rdpファイルをテキストエディタで編集する: 保存した
ubuntu.rdpをテキストエディタ(VS Code等)で開き、末尾に以下の1行を追記する。use redirection server name:i:1追記後、ファイルを上書き保存する。
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.rdpファイルから接続する: Connect 編集した
ubuntu.rdpファイルをダブルクリックするとWindows Appが起動し、接続できる。補足:
use redirection server name:i:1は、RDPクライアントに対して「接続先サーバーのホスト名をリダイレクト先にも使用する」よう指示する設定です。gnome-remote-desktopとNLAを組み合わせる際に必要になります。
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まとめ 今回のエラーはUbuntu 26.04のWaylandへの完全移行にともなうものでした。従来のxrdpに慣れている方にとっては戸惑いやすいポイントですが、gnome-remote-desktopはUbuntu 26.04に標準搭載されており、xrdpの代替として機能します。接続クライアント側の設定を1箇所変更するだけで解決できるため、同様のエラーに遭遇した際はまず本記事の方法を試してみてください。その9で固定化したIPアドレスと組み合わせれば、以降は同じ接続情報でいつでもリモートデスクトップ接続できるようになります。